ヴィンテージ食器と北欧雑貨がいっぱいグスタフスベリ街めぐり

ヴィンテージ食器と北欧雑貨がいっぱいグスタフスベリ街めぐり

ミッドセンチュリーの北欧モダンデザインがあふれる街グスタフスベリ。
小さな港町なのに、ここにはスウェーデンの良いもの、面白いものが凝縮している。
ヴィンテージもの探しだけではもったいない、魅力いっぱいのエリア。

Photo/Kyouko Homda

Gustavsbergs Hamn

 ストックホルムの中心部から、バスでわずか20分ほどで、ヴェルムドーエリアにあるグスタフスベリに着く。水辺には小さなヨットハーバー、木々が茂る散歩道があるとても小さな街。あたりを見渡してみると、レンガ造りの古い建物が多い。その大半は、かつて陶器の製造で栄えたグスタフスベリ製陶工場関連のものだ。
 工場のスタートは1825年と古い。その後オーナーが変わったり他企業との合併などさまざまな変遷を遂げてきた。現在は主力のサニタリー・バス製品製造のほか、スティグ・リンドベリのリプロダクト品を始めとするテーブルウェアの製造も行われている。
 周辺に集中しているレンガ造りの元工場や関連施設などは改装され、住宅のほか複合施設などに生まれ変わっている。今やグスタフスベリは生活雑貨の店、カフェ、レストランなどが集まる注目のエリアなのだ。
 陶器工場のおひざ元なだけあり、ヴィンテージショップの品揃えも充実している。日本ではなかなか手に入らない、お気に入りの一品を探しつつ、郊外の街でのんびるする。こんなスウェーデンの楽しみ方はいかがだろうか。

Gustavsbergs Porslinsfabrik

グスタフスベリ陶器工場

1640年にレンガ工場として設立、その後1825年から陶器製造をスタートさせた歴史ある工場。スティグ・リンドベリやウィルヘルム・コーゲ、リサ・ラーソンなど、ミッドセンチュリーに生み出されたスウェーデン屈指のデザイナーたちの作品で知られる。現在も創業当時と同じ工場で、熟練した職人たちにより、おなじみのデザインアイテムの復刻品や、セラミック製品の生産が続けられている。また、新しいデザイナーを起用し、シンプルでモダンなアイテムを生み出すなど、その時代に合わせた作品も世に送り出している。

※「スカンジナビアン・スタイルvol.19」より転載