手をかけながら暮らす、 8年目のスウェーデンハウス

スウェーデンハウス実例

奥様を説得し完成。 しかし、入居8カ月で転勤に。

 閑静な住宅街で、築20年の中古住宅を購入しOさんご夫妻は暮らしていた。しかし、老朽化による寒さがいよいよがまんできなくなり、また、当時35歳だったご主人が、資金計画を考えると、住宅ローンを組むなら若いうちの方が良いということから、建替えを決意。数あるハウスメーカーの中からOさんご夫妻が選んだのがスウェーデンハウスであった。決め手は、オーダーメイドであることと優れた住宅性能。しかし、奥様はアンチスウェーデンハウスだったとか。「妻の言い分は、『スウェーデンハウスなんて、全部同じじゃない』というものでした。が、私が思い描いていた家や、なぜスウェーデンハウスにしたいのかということを説明したら、納得してくれました」とご主人。
 こうして2003年3月、念願のスウェーデンハウスが完成。アンチだった奥様も「間取りも使い勝手もとても気に入っています。朝日の入るキッチンは、特に気持ちがいい!」とすっかりスウェーデンハウスファンに。しかし、新居に入居からわずか8カ月で、ご主人は転勤で単身赴任となってしまった。

離れたからこそわかる、 スウェーデンハウスの魅力。

 単身赴任となったご主人だったが、自宅を離れてみたことで、スウェーデンハウスの魅力をより一層感じたそうだ。「帰ってくると、木の風合いが味わい深く変化しているのがはっきりわかりました。これは、毎日暮らしている妻よりも、私の方が実感できたことです」(ご主人談)。留守を預かる奥様も「実は建替え前に泥棒に入られたことがあり、夫の単身赴任中の防犯面が心配でした。が、厚いガラスの三層窓で二重ロックがあるので安心できました」と話してくれました。また、ご主人は転勤先の北関東では、冬は家でもフリースを着こみ、寝る時は毛布と布団と湯たんぽにくるまっていたのが、自宅ではパジャマに裸足。夜中にトイレに起きても、どこも寒さを感じることはないという。

南側にはやがて家が建つ。 それを考慮しての設計。

 O邸の南側は、当時空き地だった。普通なら、南面に窓を設けたいところだが、ここには絶対家が建つという想定で設計をスタート。2階の階段ホールに窓を設け、上から光が差し込むようにした。やがて、想定通り隣地に家が建ったが、2階からの日差しがあるので、室内が暗くなることはないそうだ。そして、対面式やアイランドタイプが人気の今、O邸は、あえてクローズドキッチンを採用した。「対面式などキッチンが見えると、常に片づけていないといけないし、来客時も気になりますよね。でも、完全分離にすると、食事のあとテーブルを片づければ、そこがバーになったりカフェになったり、メリハリがつきます」とご主人。また、バリアフリー仕様のフラットフロア全盛の今、和室を一段高くし段差をつけた。これも「和室は、格が上だから」というご主人のこだわりだ。ご夫婦揃って茶道をたしなみ、最近は趣味で写経も始めたご主人にとって、「段差をつけた和室は大正解!」だそうだ。

手間暇かけて、 一層愛着のある我が家に。

 単身赴任後、札幌に戻ってきては再び転勤という、行ったり来たりを繰り返していたご主人だったが、昨年、ようやく札幌に落ち着いたそうだ。そこで始めたのが、窓枠の色塗り。経年劣化で色褪せが気になってきたのがきっかけだ。「実は、4年前に戻ってきた時に、一度手をつけたのですが、また転勤になってしまって…(笑)。だから4年前からやっているようなものですよ」。ホームセンターでペンキを購入し、自分でマスキングテープを貼り、休日のたびに色塗りを行っているそうだ。「メンテナンスが面倒でしょ?とか、手間暇かかる家だねとか言われることがありますが、私は、家はそれでいいと思っています。少しずつだけど、自分で家の手入れをするというのは、なんとも言えない楽しさがわいてきます。それは、インテリアも同様で、実は、リビングのソファは8年前に買いましたが、気に入ったテーブルがなくて、今も探しているところなんです」とご主人。8年経った今も、何一つ不便も不都合もなく、快適な毎日を過ごしているOさんご夫妻。これからの季節は、玄関前の植栽の手入れをし、裏庭でハーブを育て、そして再び、自分たちの手で窓枠塗りを始めるそうだ。まさに、本場スウェーデンの人たちの暮らしぶりそのままに、生活を楽しんでいるようだった。
■札幌市西区
■O邸
■家族構成:夫婦二人暮らし
■竣工:2003年3月